http://plaza.rakuten.co.jp/hunkorogashi/「・・・・・・・・・・・い、いや、いやもういいですよ(苦笑)。これはただの靭帯損傷でしょ?どうしてなったか記憶にないですか?」
「さぁ〜〜・・・・・?あっ、サッカーをやっておりまして、久方ぶりにしたので、痛めたのかな?」
「ああ、サッカーを・・・?」
「先生、一応血液測ってみましょうか?」
間髪いれず、背後から聞きなれた、とても聞き飽きた(笑)声がする。
ほらきた!だから、はやくこの女追い出せというのに!そして、ほぼ同時に医師の背後の女がたまりかねたように噴出し笑いころげた。
う、動けるものならけり散らしてやるところだわ・・お、おまえらなぁ〜〜(大泣)・・・。
まさか、まさかではあったが一応安堵した。
しかし、この痛さはハンパじゃない。
結局、杖を借りて地下の検査室へ降りた。
妻に血を抜きとられた人、この世で何人いるのかしら・・・・・?
アタマはまっ白だった。
で・・・・・医師曰く、「判定は、限りなく黒に近い灰色ということですね」
アタシは犯罪者か???
石膏で足を固められながら、アタシは気がかりでしょうがないことがあった。
「・・・で、先生・・・再来週から、ちょこっと、旅行の予定なんですが・・」
「え?スキー旅行とか言うんじゃぁないでしょうね・・・?」
「先生冗談きついわ(泣笑)。たんなる旅行ですよぉ〜〜」検査終えて、またまた付き添ってきた鬼妻を横目で見つつ、祈る気持ちだ。
「移動は歩くこともありますか?」
「あります、あります!・・・・・・・で!?どうなんでしょうか??」
「靭帯ですからね・・・安静にしていて回復するのが2,3週間ですけど・・・どこへ旅行ですか?」
「え〜〜と・・・外国です・・」
「えっ!????」看護婦まで、揃えて言わんでよろしっ(怒泣)。
「研修かなにかですか?」
「遊びです!!!」あっ・・・またまたアタシの後ろの鬼が口を開きましたか・・・・・あ、あなた、白衣の下の、ずいぶん大きくなったお腹さすりながら言わないでくださいます・・・・・(泣)。
「もうすぐ生まれるんでしょ?」
今度は後ろの鬼め、看護婦、うるさいっ!(怒泣)。
あんたら鬼のやりとりに先生、あきれ顔じゃないかっ(違だろ)。
・・・・で、回復の状況を待つ、というありきたりの診察と湿布と痛み止めを処方する、ということで長い長い一日が始まり、終わろうとしていた。
「・・・で、どちら方面へ行くんですか?」
「・・・・・・エムボマって知ってますか?」
「え?!」
だから、看護婦も口揃えんでよろしっ!!
「どこですか?それ?グアム??」
「・・・・カメルーンです・・・・」
「えっ!!???」今度は先生まで、三人同時に叫ぶなっ!!
「どのくらい?」
あ・・・・・ついにその質問ですか・・・
「・・・・・・2週間くらいだったかなぁ〜〜(オトボケ笑)」
「えええええっ!!?」
は、ハモルのも上手になりまして・・・・・・(涙
あ・・・・鬼さんには「ちょこっとバンコクでモニョモニョ」と、告げてましたっけ??
あそこ、経由地だからあながち嘘ではないのよ、いいのよねん・・・・・。
医局でクスリをもらうとき、事務局で支払いをするとき、冷ややかな視線があちこちから向けられていた。そして、仲間どうしでささやきながら、クスリと笑うのだ(シャレではありません)。こ、殺しておけばよかった、看護婦め。
サイアクの一日の終わりと始まりだった―――――――。
「で・・・・センセイ♪自宅療養の診断書をお願いしますね♪」
結局、アタシは1週間自宅療養し、しかしながらいっこうに足の具合がよくならないまま、そのまま旅立っていった。
カメルーンへ―――。